新年のご挨拶
謹んで新春のお慶びを申し上げます。
組合員、地域の皆様方には輝かしい新春をお迎えのことと拝察いたします。旧年中は農協のそれぞれの事業に対して格別のご理解とご協力を賜り心より感謝とお礼を申し上げます。
日本の経済は東日本大震災、それに続く福島第一原子力発電所の事故発生以降、復興財源の確保や補償、国のTPP参加表明などによりまったく先の見えない不透明な状況が続いています。11月には畜産に続いて米からも放射性セシウムが検出され出荷停止がなされました。汗を流し愛情をそそぎ血の 滲 ( にじ ) むような思いで丹精こめて育てあげたものです。同じ農業を営む仲間として怒りがこみあげると共に何ともやるせない気持ちでいっぱいです。そして風評被害等も重なり、農産品価格にも影響し農業経営、農協運営にも大きな影響を及ぼしています。
地球規模の温暖化と気候変動も心配されるところです。大震災の後も余震は続いています。7月には新潟、福島は大雨に 襲 ( おそ ) われました。9月には台風12号が紀伊半島に気象観測以来最大の豪雨をもたらし、90名を 超 ( こ ) える犠牲者を出しました。農業者にとっては天候に左右されつづけ自然の 脅威 ( きょうい ) をまざまざと見せつけられ 翻弄 ( ほんろう ) された一年でした。
世界を見ると中近東からアフリカといったアラブ、イスラム圏は民主化運動で 揺 ( ゆ ) れに 揺 ( ゆ ) れています。ユーロ通貨圏ではギリシャの債務問題で始まった金融市場の動揺は欧州の金融システム不安へと拡大の 一途 ( いっと ) であります。
私たちはこのような国内外の出来事、情勢をよく知って対応を 誤 ( あやま ) らないよう行動しなければなりません。
今の時代「それはできません、無理です」とか「これをして下さい」といった 諦 ( あきら ) めやおねだりの言葉をよく耳にします。それは自分自身で立ち上がろうと本気で考え取り組んだ結果「できない」と思ったのでしょうか。頭で考えただけで何もせず「できない」と決めつけてはいないだろうか。それでは 物事 ( ものごと ) の 真理 ( しんり ) を見失い進むべき道を誤るような気がしてなりません。
「進化論」のダーウィンは 遺 ( のこ ) しています。「最高に強い種が、最高に知的な種が、生き残るわけではない。周囲の変化に 最 ( もっと ) も敏感に 適応 ( てきおう ) した種が生き残る」と。私たちも変化に対応する柔軟さと 困難 ( こんなん ) に 耐 ( た ) える精神力を養いたい年としたいものです。心の力がすべてを変えてゆきます。皆さんと一緒に豊かで楽しい夢のある大山の実現を願っています。
最後になりましたが、皆様のご健勝とご多幸をお祈りし、新しい年が稔りある発展の年となりますよう願っています。
本年もご交誼のほど賜りますようお願い申し上げ新年のご挨拶といたします。
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