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五馬媛の里、里山の品格

 

 平成二十年六月の第61期通常総会、第四号議案に「木の花ガルテン・五馬媛の里」の開発事業計画を上程して慎重審議の結果承認され、事業はスタートしました。そもそもの事の起りは隣の天瀬町五馬市の台地に、栗を栽培できる土地を探していたところ、その地域に何代も続いた庄屋さんの跡取り(家督を継ぐ人)が居なく古い屋敷と所有していた田畑と山林、約11.5haが、国の管財で競売にかかっているとの情報を得ました。それから多岐にわたる調査が始まりました。関係機関の助言や指導を受けながら入札に参加して、国からそのすべてを譲り受けたのでした。そしてこの資産を、今迄どこもやったことのない、農業者によるテーマパークにしようという構想が浮かんできたのです。それは都市で暮らす人々とそこに住む農業者の広範囲にわたる「多面的な楽しい交流の場づくり」でした。

 描いたそこには日本人の心の故郷である、懐かしい農村の原風景が残されています。手入れの行き届いた里山には、四季の花が百花繚乱咲き乱れる桃源郷の世界があります。冬の寒い項から葉に先だって香気を漂わせ黄色い花を咲かす蝋梅、白や赤、一重や八重に咲く梅の花。山茶花、椿、桃、杏、辛夷、木蓮、連翹、紫陽花、石楠花、躑躅、百日紅と次から次へと花が咲き誇ります。そして里山は春は若葉に萌え、夏は深緑の色が美しく、秋になると山は燃えるように真っ赤な紅葉に染まります。御蔭様でその広さも隣地の持ち主34名の方々と今日まで譲渡の交渉を続けてまいりました結果、山林、田畑等の全体の面積は22ha(6.6万坪)に拡大しています。この七年間、役職員、そして役員OB、町内有志の方々、また町外の応援者などで既存の杉林を伐採し、遊歩道を入れ花木を植え、春から秋には下刈りなどの手入れを続けてきました。現在までに植えた花木も三五〇種、二万三千本に達しています。これだけの広い面積の土地です。下刈りだけでも大変な作業です。個人、あるいは企業で管理するとなれば莫大な費用と労力が発生しますので、そう簡単に誰でも事業化できることではないと思います。考えてみますと昭和36年に故矢幡治美名誉組合長の提唱したNPC運動により、これまでの長い年月で培われてきた思想、理念の継承が大山独自の協同の精神と力を生み育てて来ました。それらを結集することで今回の協同(共働)作業もはじめて成し得たことです。先人の方々の叡智に感謝せずにはいられません。

私たちの今日があるのは先輩方が、そして次に続く新しい人たちが、毅然として困難なもの、そしてチョッと無理かなというところへ挑戦し続けてきたからだと思っています。何度も何度も失敗を繰り返し、それでも諦めず挑戦し、失敗してもまた立ち上がり挑戦する。失敗を恐れず、笑われても謗られても挑戦する。困難に立ち向かう人の生き方には真理があります。自分だけのためにやるのではなく、仕事は誰かのために行うものです。それが仕事の品性であり、生きる品格でありましょう。

 私は、故名誉組合長をはじめ諸先輩方から、そのように教えられてきました。これから創り出していく「五馬媛の里」についても、里山をはじめとする美しい田園や自然の景観、そして豊かな農村の原風景が源泉とならねばなりません。訪れた人が感動し、また来たくなる地、生きた魂や心の宿った「里山の品格」をみんなで考えましょう。

 次回は「五馬媛の里」の由来について述べます。

 

 

 

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