瞳は未来へ 五馬媛の里(Ⅱ)
「五馬媛の里」開宴の祝賀会は、天候の関係で農協二階ホールに変更され、宮崎正行三隈工業(株)会長の乾杯のご発声で賑やかに宴が始まりました。
先月号で紹介しましたように、会場の設営と演出には職員が今日まで、長年に亘り培ってきた、積み重ねられた経験とノウハウが生かされています。実に良い雰囲気で見事に出来上っています。会場内の15のテーブルには、季節の採れたて旬の野菜や、きのこといった山の幸の数々を使った「農家もてなし料理、百のご馳走」が所狭しと並べられています。料理を作ったのは「おせち料理」や「木の花弁当」で馴らした「新開食品加工場」の料理の達人のおばちゃん達と、木の花ガルテン農家レストラン「オーガニック農園」の名シェフ(主婦)の共演によるものです。お客様を感動させない訳はありません。錚錚たる来賓の方々は美味しいものを食べ尽しています。その皆さんも当日の料理には大満足で絶賛でした。食べながら、飲みながら気持ちよく、時間を忘れての大放談へと発展しています。ホスト役の役職員も無事に開園の式典を終え、緊張もほぐれ笑顔も戻り宴を楽しんでいます。このようにして長時間に亘る大盛会の祝賀会も万歳三唱と締めの打ち込みで御開きとなりました。出席した来賓の方々からも後日、感謝のメールやお礼の手紙も沢山頂戴しています。簡単に要約すると次のようなものです。
○お祝いの会にあれだけ錚錚たる方々が列席することに驚きました。
○天候の関係で肝心の園内を見ることができずほんとうに残念でしたが、もう一度訪問する機会を楽しみにしています。
○本所に移しての祝宴もご来賓の皆様方こぞって明るい華やかな素晴らしい雰囲気に圧倒されました。
○献立もふんだんな地元産の山の幸の数々、久しぶりに新鮮な贅沢を御中一杯に堪能いたしました。
○大山の皆さんが播いた種、植えた樹々が大きな花を咲かせ、大きな実をつけることは間違いありません。
このような沢山の温かいお言葉、本当に有難いものです。
そんな励ましと期待に更に応えなければと、身を引き締める覚悟です。
今回の開園式の開催にあたり、職員に次のようにお願いしました。「これは自分の仕事ではないと言わないで下さい。また職員間、部門間、全体でつながり連結力を発揮して下さい。そしてご来賓の方々の記憶に残るおもてなしの心、さらに心地よいおもてなしに努めて下さい」と。手土産ひとつの心配りが大切です。高価な産品でなくても、又小さな産品であっても感動を呼びこむようなものを考えて下さい。そうした努力の結果、百パーセントではなかったかもしれませんが、それに近い応えと実績を出していただきました。皆が力を合わせ、情熱をかたむけて、事にあたれば必ず結果が出ます。情熱こそ人間のすべてではないでしょうか。

農協ホールで賑やかに華やかに交流する祝賀会