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「お盆の精霊様だんご」

 

 前にも紹介しましたが、木の花ガルテンをオープンしたのは平成2年7月7日、七夕様の暑い夏の盛りでした。それから12年が経った平成13年4月20日に大山店全体を大幅に増改築して『農家もてなし料理 百のご馳走、レストラン「オーガニック農園」』をスタートしました。木の花ガルテンのオープン時はもちろん、この増改築のときも国や県や町の補助金及び援助は一切受けず「大分大山町農協単独資金活用、木の花ガルテン拡張生産者支援事業」として百パーセント農協の単独自己資金で事業に取り組んだのです。

 当時の情況は補助金をもらわずというより受け付けてもらえなかったといったほうが正解かもしれません。年を経ていま思うに、事業というものは、限られた資金で実行するとなると、どうやれば低いコストで建物が建てられるか、又どうやって安い価格で備品の調達ができるか等を真剣になって考えはじめます。そしていろんな人の意見を聞き吸収し、又それに新しいものを加えていきます。そのためには、おおくの先輩、知人、友人、仲間の輪が特に大切になってきます。いろんな方々の情報と知恵が取り入れられ生かされてきます。農協としてはじめてのレストラン建設であり、経営でありましたので理事会でも反対の意見が多数出て何回も話し合いが重ねられました。特にお出しする料理の内容と、そして誰がその料理を調理するのかが問題でした。一般のレストランでは調理をする料理人、シェフという人たちがいます。その方々は長い年月をかけ勉強と苦労を重ね調理の技術を収得しているためプライドも高く給料も高いのです。農協でそのような人たちを雇用して経営が成り立つのかという疑問でした。けれども私たちは、いつの時代でもチョッと無理かなというところに挑戦を続けてきました。今回もそのような思いで何とか理事会の決定をみたのです。料理人とかシェフといったような方は雇用せずあくまで農家料理を基本としました。そして調理するのは農家の主婦。そうです主婦(シュフ)がシェフになるのです。

そうやって事業は動き始めました。当時の店長、矢幡徹雄君(当時49歳)担当の矢幡弾君(当時32歳)は限られた時間と資金のため寝食を忘れ開店のための準備、そして開店してからも業務に没頭したのでした。開店したレストランの建物は既存の施設の再利用でした。それまで野菜、果物、加工品などの農産品直売所として使用していたものが手狭になったので敷地内の別の場所に三倍の広さに新設して営業を開始し、その空いた建物を更に増改築してレストランとして甦らせたのです。

 木の花ガルテンを見ていただくとお解りいただけると思いますが、すべて木造建築です。しかも間伐材や廃材がおおく使用されています。そのような材も黒や茶色の塗料を塗れば逆に艶が出て味のある美しさを演出することもできます。又どんなに一生懸命考え知恵を出し最高に利便性の高いものを造ったと思っていても、いざ使用してみるとそうはいかなく必ず使い勝手の悪いところが出てきたり、あるいは繁盛して更に増改築を行なわなければならないといったようなことが起きてきます。そんな時、このような木造建築であれば簡単に鋸でゾコゾコと引き切ってお金をかけずに増改築することができます。これが金と贅をふんだんにかけた鉄筋コンクリート造りではそうはいきません。

今回はお盆の季節となりましたので、「オーガニック農園」でお出ししている「精霊様だんご」のことを書くつもりで書きはじめたのですが、前語りが長くなってしまいました。それはオープンした年の夏に、シェフとなった川津初江さん(当時62歳)、川津幸江さん(当時62歳)、横尾八千代さん(当時59歳)達がお盆に帰省する人たちにせめて昔ながらの美味しい「精霊様だんご」を食べさせたいと思い作って出したのが始まりでした。しかし今ではお盆どころか一年中お出しする人気メニューのひとつとなっている物語りを次回綴ります。

 

 

 

 

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