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『第65期通常総会』

 

 6月1日(土)午前九時より大山町公民館ホールで第65期の通常総会を開催いたしました。大山町にとっては梅の収穫、田植えの準備や植付等の作業のため一番多忙な時季でもあります。このような時に総会を開くことに恐縮し心苦しく思っています。三月期末日に帳簿記録を整理、集計して全体の帳簿を締め切り、期中の経営成績と期末の財政状態を計算確定し決算報告書を作り上げます。その後、国の会計基準にてらして全国監査機構の監査をうけ、農協監事による内部監査の実施を終えるとどうしてもこの時期になってしまいます。そんな農繁期の多忙な中、おおくの組合員の出席をいただき提出しました八議案、慎重審議を賜り全てご承認いただきました。組合員皆様方の温かいご支援とご支持に心より感謝とお礼を申し上げます。

 また、総会には大分県西部振興局の滝口局長さん、原田日田市長さんをはじめ八名のご来賓の方々も休日を返上してご多用の中ご臨席を賜り、錦上花を添えていただきました。ありがたいことです。

 大山町農協が発足するための創立総会が開かれたのは65年前の昭和23年(1948年)4月20日です。その当時、大分県には303の農協がありました。現在は5年前に県域合併した大分県農協と、べっぷ日出、玖珠九重、九重飯田、下郷、そして大山の6農協となっています。正組合員戸数からすれば大分県農協が全体の88パーセント以上を占め、残りの5農協でわずか12パーセント弱といったところです。

 当初は県内の農協をひとつにまとめるというところから始った合併問題でした。では何故実際ひとつにしなければならなかったかを考えなければなりません。いま当初の合併問題をふりかえってみるとき、これという明確な答えは解りませんが、すこしづつ見えるのは、累積赤字の帳消しと不良債権処理。又その原因をつくった責任を隠し、曖昧にすることではなかったか。そして弱い農家には目を向けず組織のみを守り、自分たちはそこに居座る体質となり無責任経営の負の連鎖が続いているのではと思われてなりません。無理して大きくしたものには必ず反動や歪みが生じます。大きな組織にまとめるということは、まとめられた後に、その組織を導き経営にあたる私心のない優れた指導者がそこに居ることが大切なことだと思います。ひとつになったその組織がまとまり力を合わせて発展し組合員も豊かになっていけば良いのですが、良き指導者に恵まれず逆に組合員の不満がつのり農協離れが起こり、組織は衰退し職員はやる気を無くし仕事はせず、不祥事の多発というのでは哀れというも哀れなりであります。何のための合併だったのか。農協が大型化すると生産規模の大きな農家、声の大きな思想も理念もない目だちたがり屋の人、出てもらいたくない方々が我が物顔で人をおしのけて出てくるようでは困ります。規模の小さい弱小農家が切り捨て御免になっているような気がしてなりません。このようにはなりたくないと願っています。又ならないよう肝に銘じ農家組合員との連携と絆をより一層強化しなければなりません。本来の目的からすれば力の弱い一人一人がその弱い力を寄せ合って協同の力として助け合い、相互扶助の精神で大きな強い力となしていくべきものと考えます。ジョン・F・ケネディがアメリカの大統領に就任したときの有名な演説があります。「国家があなたに何をしてくれるかでなく、あなたが国家のために何をするのか。それを問いかけて下さい。」農協も同じではないでしょうか、私利私欲や自分さえ良ければでは組織はまとまらず発展も望めません。今一度原点に立ち帰り「農協があなたに何をしてくれるかでなく、あなたが農協のために何をするのか。それを問いかけて下さい。」大山がこれからも大山であり続けるならばそのことを忘れてはなりません。自らの営農と生活、更には命と暮らしを守り、力強く豊かな農業農村を興し次代に引き継いでいくことこそ今を預かる私達の使命ではないでしょうか。

 これからもチョッと無理かなというところに目標を置き常に挑戦を続けてまいりたいと思います。

 

 


 

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