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体験学習の旅

 

 第1回のNPCハワイ旅行が実施されたのは昭和42年2月10日です。それから平成18年の35回まで毎年ハワイ旅行を続けてきましたが、その翌年よりお休みとなっていました。もちろんその間は皆さんそれぞれの小グループあるいは個人で海外旅行を楽しんでいたようです。しかし、町のあちらこちらから「NPCハワイ旅行」を再開したらどうかとの声が聞かれるようになりました。そこで今回7年ぶりに「第36回NPCハワイ〜ホノルルの旅6日間」を企画。昨年暮れより募集を行ったところ39名の方が参加申し込みをされました。残念ながら申込みはしたものの、お年寄りの介護など家庭の事情で2組のご夫婦が今回は見送る事になり、最終的に総勢35名の参加となりました。一行は2月28日(木)に出発して、3月5日(火)に帰国いたしました。楽しいハワイ旅行となったことと思います。

また、その前には、ブラッサム・ハーブ部会の方々14名が2月27日(水)より3月1日(金)までの2泊3日で台湾へ視察研修の旅に行かれました。すこーし話を昔に戻し、そもそも何故このような旅の企画が始ったかを御浚いしてみたいと思います。

始まりは、故治美名誉組合長の発案です。貧しかった大山の農村に夢と希望と活力を与え「やる気」を起こさせるためのものでした。そして参考にしたのがサントリーのキャッチコピーでした。昭和30年代は、広告界の「ご三家」といわれる資生堂、松下電気、サントリーが、テレビ、新聞、雑誌などの宣伝広告活動に凌ぎを削っていた時代です。その中でも、ウイスキーのサントリー(当時は寿屋)は、一歩も二歩も抜け出していました。それは、佐治敬三社長が先頭に立って「広告は企業の顔であり、企業活動をするうえで忘れてならない重要な部門」という信念に基づいて積極的なPR活動の取り組みを展開していたからです。

そして、サントリー宣伝部というところは、業界の中でも一目も二目も置かれる地位を築いていました。当時サントリー宣伝部の職員として活躍していたのが、有名な開高健(かいこうたけし)であり山口瞳であります。開高は、昭和33年に芥川賞を受賞、山口は、直木賞や菊池寛賞を受賞しています。このズバぬけた二人の才能が作り出したキャッチコピーのひとつが「トリスを 飲んで HAWAIへ 行こう」です。為替が自由化になる以前の昭和36年9月の特売キャンペーン用のコピーとして使われました。そして、もうひとつが「『人間』らしく やりたいナ トリスを 飲んで 『人間』らしく やりたいナ 『人間』なんだからナ」このふたつの傑作コピーの誕生でした。

治美組合長は、この「トリスを飲んでHAWAIに行こう」を見て閃いたのだと思います。そして大山を一躍有名にしたキャッチコピーを作り上げました。それが「梅栗植えてハワイへ行こう」です。

このキャッチコピーは、おおくの人々に夢と希望を与え、やる気を起こさせたのではないでしょうか。リーダーは、常に人々に夢を与え、それぞれの生活を豊かで幸福にすることが仕事であり義務であり使命だと思います。しかし、治美組合長は、「私はリーダーではない、シーダー(種をまく人)だ」と常々語っていたのを懐かしく想い出します。そして今も蒔かれた種が芽吹き、確実に育っていっていると信じています。次の旅の企画は、4月18日(木)から22日(月)までの4泊5日で、「ベトナム〜ホーチミンの旅」です。30数名が参加致します。きっとさまざまな体験をして来る事でしょう。『旅は人生最大の学問なり(吉田松陰)』次回もうすこし、体験学習の旅についてお話しさせて頂きたいと思います。

 


 

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