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令和2年4月号

地鶏 宮崎22号

 

 先月号で「まぼろしの邪馬臺国」という著書を出版して卑弥呼と邪馬臺国ブームに火を灯けた島原在住の盲目の作家、故宮崎康平先生を訪ねた話をしました。今月はその続きです。雑談の中で先生から「お前たちは鶏卵はどうしているのか?」と問われ「鶏卵は買っています」と応えると「飼っているのか」と、更に問われたので「いえ、スーパーなどで買っています」と応えると「バカ者が」と大声で怒鳴られました。そして百姓が鶏も飼わず鶏卵を買って食べるとは世も終りだと嘆くのです。『私の農場に来てみろ、アオダイショという大きな蛇を囲い網の中で飼育している。その中にスーパーで買った鶏卵と自分の鶏舎で雄と雌を一緒に飼って産卵したものを蛇の囲い網の中に同時に入れると蛇はスーパーで買った鶏卵は絶対に食べないのだ。蛇が食べるのは、私の鶏舎で採れた卵のみである。「お前たちが卵と思って食べている鶏卵は、蛇でも食べない疑似卵で卵の恰好をしたニセモノだ」そのニセ卵を百万個孵卵器にかけても親鳥に抱かせても、絶対に一羽の雛も孵らない。卵は雛が孵ってこそ、はじめて本物の鶏卵であり、価値と意義があり、雛の孵らない卵にいかほどの価値があるだろうか』と怒られ教えられました。卵には、雄と雌を同じ鶏小屋の中で飼って産卵した有精卵(受精している卵)と雌のみの飼育で産ませた無精卵(受精していない卵)の二種があるという。しかもその次の質問が出てまた怒られました。「お前たちは地鶏を知っているか?」と問われたので「知っています」と返すと「その知っている地鶏の名を言ってみろ」と言うので「秋田の比内鶏、名古屋コーチン、薩摩鶏」と返答すると、また「バカ者」と怒られました。それは最近、飼われているその地域の特産品種で本来の地鶏ではないと教えられました。「古事記(現存する日本最古の歴史書)日本神話に高天原に現われた天照大御神が須佐之男命の暴れに嫌気がさし、天石屋に籠もったために、高天原も地上も暗闇となり、邪神が騒ぎ様々な災いが起った時期があったと記されている。そして他の神々が天照大御神を何とかして呼び戻すためにあらゆる手段を使って天照大御神に天石屋戸を開いてもらったのだ。それで世界は光を取り戻した。その時コケ、コッコーと高い声で鳴いた鶏が居た、それが日本で一番古い昔からの地鶏で小国鶏という品種である。それから久連子鶏、東天紅鶏と遺伝子が継承されてきた」「いま日本中にその小国鶏は六羽しか現存していない、その中の一羽が私の鶏舎に居る」「私は日本古来の先祖代々の血統を引き継ぐ地鶏の血筋を残すためこの何十年間いろいろと地鶏各種を掛合せ、卵もよく産み、鶏肉も美味しい地鶏を生み出してきた。それがここにいるこの宮崎22号という地鶏だ」このように講釈を受けたのです。そこまで物語と卵肉兼用の美味しさと魅力を聞かされれば誰でも欲しくなります。そこで「先生それではその宮崎22号地鶏を三番鶏(雌雄各三羽)別けてください」とお願いしたところまた「バカ者」と怒られました。「お前たちは図々しい。私のところで一年間、無報酬で研修した者のみに、宮崎22号を一番(雌雄各一羽)別けてあげてやるのだ!」と言われました。それでも諦める訳にはいきません。何としてでも別けてもらうのだ。と心に言い聞かせました。

次号につづく

 

 

農家の庭先養鶏

地鶏 久連子鶏

 

 

 

 


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