『目標を明確にする』
原稿締め切り直前に書くのは嫌だから、いつも早めに書く事にしている。
今、四月中旬である。
農協に於いては、年度の決算は三月末であるため、今や新年度である。
驚いた事に各部署の新年度事業計画のすり合わせが出来ていない。
本来なら、二月中に翌年度の事業計画が出来上がり、万全の体制で四月を迎えるはずなのに。今までの習慣なのか、こういうやり方で毎年新年度を迎えていたのかと思うと寒々とした思いに駆られます。
若きアメリカ大統領のジョン・F・ケネディーは就任の時、「国民の皆様、国が自分達に何をしてくれるかを問うのではなく自分達が国のため何が出来るかを問おうではないか」と、格調高い名演説をした。
そして、一九六一年(私が大学三年生の頃)六〇年代の終わりまでに人間の月面着陸という夢のような大事業を発表した。
東西冷戦の最中、ロシアに対する軍事的優位の確立や、内政批判をかわす意向もあったかも知れないが人類の夢をたからかに宣言しアメリカ人のフロンティアの精神の躍如たるところを見せ付けられるような思いでありました。
そして、一九六九年七月二十日、約束通り三人の飛行士を乗せたアポロ十一号は見事月面着陸に成功した。
ケネディー大統領自身、宇宙衛星に関する科学的な知識や技術を持っていたとは考えられない。しかし、「六〇年代に月に着陸させる」という大目標をかかげた事により、多くの人の知恵や技術がその目標に向って結集され、それがアポロ十一号の大成功となって実を結んだと思われます。
組合員皆様が生活している集落、学校区や小組合(部会)等において、こうしたい、こうありたいという強い願いがあればそれぞれを提案する。もしなければ世話役の人がリーダーシップを以って提案するという機能発揮がなければ物事は進歩、発展しないのではないでしょうか。
時代は、日進月歩、私達の想像以上の早さで日々変化をしています。この変化に対応する事では遅れをとる。将来を適格に見据えて即応しなければなるまい。
私は、欠点だらけの人間であり、浅学非才の身であります。
微量の哲学と見識を仕事にぶっつけ農家の皆様の所得向上と幸せの為、又、農協運営の為、各部署に私の理想と目標を明確に提案し、又、検討して頂き誤りなきよう仕事に邁進したいと願っています。 |