「もったいない」
今年最も印象に残った言葉として、「もったいない」がある。二〇〇四年のノーベル平和賞受賞者で、ケニヤ環境副大臣のワンガリ・マータイさんが国連の「女性地位委員会」閣僚級会合で演説し、日本語の「もったいない」を環境保護の合言葉として紹介して、会議の参加者と共に唱和したと報じられていました。「もったいない」は消費消滅(Reduce)・再利用(Reuse)・資源再利用(Recycle)・修理(Repair)の四つのRで表示していました。他国の人に言われて、その「もったいない」という言葉の大切さを改めて知らされた思いです。
古来からの日本文化伝統には、世界にあがめられるものが沢山ある。一五四九年、フランシスコ・ザビエルは東南アジアの国に立ち寄り、東へ東へと進路をとり、文化、果てる後進国と思っていた日本にたどりついた。当時の日本人の教育水準の高さ、道徳倫理の確かさに驚き、信じられない程の衝撃を受けた事が記されている。
安土桃山時代の文化、芸術の素晴らしさは、他国に類をみない自由闊達な庶民の力強さがあってこそ築かれたものである。
言葉の世界でも、我が国の伝統文化に基づいた良い言葉が沢山ある。そのうちのひとつが「もったいない」という言葉であろう。
もったいないお言葉、食べ残してはもったいない、もったいないほど幸せ、等に謙譲の意味を表したり、物を粗末にしない意味になったり、言葉を強調するために使われたり変幻自在である。
さて、十月より月一回役職員の協力を得て堆肥ローラー作戦を展開中であります。四トン車一台の堆肥を散布してもどこに入れたか判らないほどの量である。もっともっと思い切った施肥が必要と痛感しています。
不図、周りの農地を見渡すと「もったいない」程の遊休地が拡がっている。この遊休地を「もったいない」程ありがたい利益の上がる農地にしたいと希う年の瀬であります。 |